丹田というのは実在しないです。
色々な所で丹田を聞くと思います。
丹田とは分かりやすく言えば身体の中心。
つまり重心の位置です。
重心の位置が一点に集約されるほど安定性は増します。
ただし、肩や頭などに力が入るとそこにも別の重心が出来る為に安定性は低くなります。
ですので、武術で言われている丹田は
どれだけ別の所に力を込めず、安定性を保ち身体を動かすかということになります。
人の身体を動かすのは筋肉です。
しかし、固定するのは靭帯や骨、皮膚、関節です。
つまり何が言いたいかと言うと
実際に相手に働きかけているのは筋肉ではないということです。
突きを例にしますと
突く瞬間までは筋肉で動かします。
突いた後反動を受けるために身体を固定し安定させます。
反動を感じないほど強い力になるのはこのためです。