時代による価値観は変わるものです。
そして簡単に変えられるものではありません。
また、変わるのにはそれなりの変化、変動を覚悟しなくてはいけません。
90歳近くの方を観ていると必ず背景にある価値観は戦後の貧しい時代から西洋的物質社会への変化の反動です。
食べるものがなく飢えていた実体験が今でも残っております。
兄弟姉妹が沢山いたのに若くして亡くなった体験と現代において若い人が亡くなる事が少なくなった事が強く残っています。
お腹一杯に食べれる幸福感が原動力になり
自分と同じ思いを子させたくないという思いが強いです。
食べなくては、病院に行かなくてはと不安になってしまうのです。
もう一つ前の世代だと戦争自体の記憶が強いです。
正義や悪、勝ち負けといった価値観が強いか反動で無気力になってた記憶があります。
今の私達からしたら考えられない価値観です。
食べ過ぎだから食べるなと言ったところで何も変わらないのは当たり前です。
長く強い価値観が変わるとなったら変動も計り知れないです。
私達に出来るのは相手の不健康な部分を観るのではなく
元気になるようにしなくてはいけませんね。