野口整体・身体操作研究ブログ

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トカゲから武を学ぶ

最近家の周りでとかげを見るようになりました。


とかげはある程度の間合いまでこっちが近付いた瞬間には逃げてしまいます。


どうにか触りたいと思い捕まえようとしてみましたが中々捕まりませんでした。


次に逃げない間合いでじっと待ってみる事にしました。

ですが、それでもこっちが動いた瞬間に逃げてしまいます。


そこで意識は繋がってる事を思いだし

逃げない間合いで呼吸を鎮め捕まえる気は無い事を伝えながら近付いていき、

とかげの顔の側に手を置くと自分から登ってきてくれました。


その後返してあげたのですが

後日同じとかげが家の壁に張り付いていて

こっちが不用意に近付いても逃げて行きませんでした。


武道でも同じなのかと思います。

敵意を持って近付けば相手も敵意を持ちます。


当然お互い敵意を持たなければお互いの間合いに入れます。

勿論、お互いに攻撃しない関係を築けているからです。

その関係には様々な形があります。


お互い友好関係なのもあったり

片方が疑心暗鬼で片方が天心だと前者が戸惑ってしまったり

そもそも敵意が明確に向いていたら間合いに入るだけで攻撃される関係があったりします。


また、中途半端に攻撃してしまうと間合いの中で敵意のある攻撃を受けることにもなります。


武道においても相手との関係を築く事を意識する事が必要なのだと感じました。