こんにちは、樹楽塾です。
このようなお悩みを解決する記事を書きました!
今回は野口整体の学び方についてのご紹介です。
記事の前半では、『野口整体』について解説し、
記事の後半では、『学ぶ内容一覧』をご紹介します。
この記事を読み終えることで『学び方』を理解できるだけでなく、野口整体の世界観の愉しさが感じれるとうれしいです。
体癖について知りたい方は
体癖論
からどうぞ。
-
目次
- 野口整体とは
- 樹楽塾で学べる事一覧
- 自働運動・ヨガ
- 愉氣法
- 初等講座
- 中等講座
- 以後講座
- 注意する事
- 野口晴哉先生の凄いところ
- まとめ
1.野口整体とは
野口 晴哉氏
(1911年 – 1976年)
整体操法は日本各地に伝承された民間療法や外来の手技療法の効果を検証し、有効な技術だけを選び出し、編集して生まれました。
人間が全力を発揮して生きるための教育(体育)方法が原点になりました。
樹楽塾で学べる事一覧
※私は本家本元の整体協会出身ではないです。
※独断と偏見で纏めたものなのでご了承ください。
※記載し忘れはメモし随時更新していきます
(愉氣・中等ー一側の読み)
一覧にした理由
もちろん自身が何をどこまで勉強すれば良いか
何をどう人に教えるのか、分からなかったというのもあります。
私も初めはそうでしたが、どの急所を抑えるとここに効く、と教わっても
野口整体以外と違う事言っている時もあり
何が正解か分からないという事もありました。
実際、私たちがやっている研究に正解もなければ
終わりはありません。
野口整体に体系化は必要ないと意見もあります。
私も本質的にはその通りだと思います。
ですが、時代の流れでもありますが
現代人の根本「効果がある、なし」の実利からは抜け出せません。
知識や技術、命すらが特別な商材と化しています。
知識や技術にばかり焦点があたり
一番大事な生命の礼が蔑ろにされている感じがします。
野口晴哉先生も病気治しを生業にしていた時は実利を基に行っていたはずですが、晩年
は時代の流れもあり、愉氣と自働運動を中心に「体育」を普及していきました。
生命の礼を大切にしていたはずです。
当然、知識や技術は大事ですが
専門家にならないのであれば必要ないですし
知識や技術は知り、訓練すれば誰でも身に付きます。
ですが、知識と技術で処理できない事は知識と技術が足りないと思い
他の知識と技術を得ていく繰り返しになってしまいます。
人の頭の理解には限界があります。
だからこそ逆に知識や技術をあらかじめ知って頂くことによって
知識と技術を商材とせず
知識と技術、実利ではない、より中心的な所を研究して頂きたいと思っております。
皆さまと一緒に一番大事な基本で根本の生命の関りを学んでいけたらと思います。
自働運動・ヨガ・身体訓練
身体の動かし方を中心に学んでいきます。
身体訓練では整体で必要な昔の日本人の身体の使い方から
転び方、重い荷物の持ち上げ方のような
日常に役立つことまで学んでいきます。
愉氣法
自分の痛いところに手を当てる。
子どもが泣いていたら「痛いの痛いの飛んでいけ」と言う。
異常な処に手を当てる行為、人間にとって万国共通の本能です。
誰でも無意識に行っていると思います。
愉気は特別な力ではありません。
とはいっても、やり方を知らないと反発が起こったり
同調しすぎて「もらったり」してしまいます。
愉気をする時の心構えから
人に触れる手の作り方まで学んでいきます。
初等講座
歴代伝わる整体論を学んでいきます。
一般的に知られている体癖など
少し難しい事も入ってきます。
このあたりから「健康法」ではなくなります。
むしろ整体の稽古は健康とは逆の世界になっていきます。
学んだことを稽古でお互いに行っていくので
受ける側にとっては必要のない刺激を受けることもあります。
その刺激を受け、どのように変化していくのか観察するのが研究なので
知らなくてよい事、知ることによって過度に意識が集まり不調になる事も出てきます。
本格的に学びたいという方が参加されると良いと思います。
中等講座
ここからは意図的に「壊す」技術になっていきます。
学ぶのにも訓練が必要になり
自身も身体を練らないと出来ないし
稽古では相手に壊される事になります。
技術の見た目や知識は経絡や指圧などに見えるかもしれませんが
全て愉氣の延長であり、押したり流したりするのではなく
止める=壊す技術になっていきます。
専門的に学びたい方に向けた講座になります。
以後の講座
以後と言ったのは高等や潜在意識についてです。
直接師匠から高等技術として教わった訳ではなく
自身のトラウマと昇華
大学時の心理学研究
日々の整体の稽古や
野口晴哉先生の資料を読み研究中です。
このあたり野口晴哉先生はフロイト、ユングの影響をかなり受けています。
高等の技術は特殊です。
中等まではやればなんとかなります。
高等の技術は実は簡単なことです。
誰しも無意識にやっている事を
意識的に理解し使わなくてはいけません。
ですが、失敗すると中等の技術以上に取り返せないものでもあります。
注意すべきこと
もちろんこれらをすべて学ばなくてはいけないわけではありません。
出来れば良いわけでもございません。
繰り返しになりますが
大事なのは生命の礼です。
私は師匠から学んで、伝わった技術や知識を残していかなくてはいけないのですが
それらは正直社会で生きている人は知らなくてよい、
知ると逆に世間や健康的に不利益になる事ばかりでもあります。
野口整体は「健全」ではないです。
朝起きて、飯食って、仕事して、趣味をして、友達と遊んで、家族を大切にして、寝る。
これが無意識に出来ているなら「整体」なんて言葉は生まれません。
野口晴哉先生の凄いところ
野口晴哉先生は天才だと言われます。
治らない病気を治したとか
一日に数えきれない患者を診ていたとか
色々と逸話があります。
もちろん、感覚、感性の鋭さは天才と言われる所以だと思います。
ですが、それ以上に凄いのは既存の理論をまとめ
他人に理解できるように理論化し
観察術として使っていた事です。
野口晴哉先生の基礎にもなるであろう気合法、霊気、民間療法
体癖はアリストテレス哲学から陰陽五行
それらをまとめた数秘術
指圧など含めた中医学、東洋思想
記録は残っていないですがおそらく波と易
私が知らないだけでもっとあるかと思います。
野口晴哉先生がこれらを勉強していたか
独自にゼロから作り出したのか
似て非なる別のものがあるのか知りません。
これら全てを人を観るのに都合良く纏め
実践して使っていたという事です。
私たちはその恩恵を受けているに過ぎないという事です。
11.まとめ
野口整体が難しいのは知識や技術ではなく
個人を相手にしているからです。
この奥深い世界に興味を持っていただけたら
ご一緒に学んでいけたらと思います。
HP
公式ライン