野口整体・身体操作研究ブログ

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骨、筋肉、靭帯を使い分ける

武術では筋肉を使わないと言われています。


実際には筋肉を使わないと動けません。


では、どうゆうことなのでしょうか。


理解するのには性質を知る必要があります。
筋肉は身体を動かします。
骨は身体を保ちます。
靭帯は骨を繋ぎます。

 

つまり、日常生きている分には性質通り生きているので問題はないのです。

 

何故武術で取り沙汰されるのかというと
筋肉の動の力ではなく、骨は変化しない事です。


ですので、身体操作的には不変の力をどれだけ使えるかということになります。

簡単に言うと筋肉で動かし、靭帯で固定し、骨の固形の力を使います。

もちろん不変の力を相手に伝えるのには筋肉を利用した動の力も必要です。

 

何故わざわざ筋肉を使わないのでしょうか?
まず1つは骨をつっかえ棒として使うのは理科的に強いです。
ただ、力に対して正しく骨を配置しないと靭帯や関節が壊れてしまいます。
もう1つはエネルギーを節約出来ます。
動かす必要がないので、エネルギーを使いません。

 

だからと言ってこれが最強では無いです。

 

最効率で骨を並べるのは不可能です
物理的に骨、靭帯、関節(それだけではないですが)壊れる力には耐えられるはずもありません。

 

それに、筋肉に頼らないということは
筋肉を弱らせる事にもなります。

 

筋肉が弱るということは身体が弱るということです。

もちろん技術的には違う発想で面白いのですが、
そもそも本来の武術は自分の健康の事など考えられていません。

 

1つの事に囚われすぎない事が重要ですね。

 

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